活動報告

クラウドファンディング成功に導く海外支援者向けリターンとはVol.9

多くのクラウドファンディングの場合、プロジェクト支援者に対して「リターン」として、実行者が支援金をいただく代わりに、プロジェクトの特別商品やサービスを提供することが一般的になっています。

一方、寄付型と呼ばれるタイプのクラウドファンディングでは、プロジェクト実現が社会貢献目的であることが多いので、特にリターンはなく支援者へのお礼メッセージなどが届けられるケースがほとんどです。

クラウドファンディングのプロジェクトタイプについては、また別途記事にてご紹介いたします。

リターン設計の基本

プロジェクト実行するにあたり、初期段階で支援が見込める人に聞いてみるのも一つの方法です。彼らに魅力的で支援したいと思ってもらえるようなリターン内容を設定しておかなければ、プロジェクト成功は厳しくなるでしょう。

安心感・信用性

<リターン内容には確実に準備できるものを設定する>

プロジェクト実現後に、リターンとして準備していたものが届けられなかったり、実行できなかったりするものは絶対にNGです。

<商品やサービスは支援者にとってイメージしやすくする>

写真や動画などを駆使して、リターンを分かりやすくビジュアルに訴えることも重要でしょう。

共感性

<プロジェクトに関連性がある内容にする>

プロジェクトの支援者には、大きく2パターンに分けられます。1つは、実行者の想いに共感し応援したい支援者。そして、もう一方はリターン自体に魅力を感じて応援したい支援者。特に共感した支援者に対しては、プロジェクト内容に関連があるリターンを用意することをおすすめします。

プレミアム感

<クラウドファンディング限定性を持たせる>

ここでしか手に入れられないというプレミアム感は、支援の後押しになります。商品自体を特別仕様にしたり、既存あるものに支援者の名前を入れて特別感を出したり、支援者としてスポンサー演出をしたりすることも好まれます。

バランス性

<支援者の目的別にリターンが用意する>

このプロジェクトにはどのような人の支援が集まりそうかを事前によく考えておきましょう。それに合わせたバランスの良いリターン準備が大切です。想いに共感して支援してくれるのか、あるいは、プロジェクト実現によって得られるリターンに興味があるのかによってもニーズは様々です。

<リターンの種類は多すぎないか>

リターンの種類が多すぎると、支援しようとリターンを眺め、どれにするかを決めかねてしまい、結局支援してもらえないことにもなりかねません。多くても10種類未満にし、分かりやすく整理しましょう。

価格設定

<コスト計算をする>

目標金額と、実際に提供できるリターンの原価をしっかり把握した上でリターンの種類や数を決めましょう。

<リターン購入額は支援者層にマッチしているか>

プロジェクトへの共感、支援したいと思うレベルは人によって様々ですから、気軽に応援できる金額もあるか、企業向けの大口リターンもあるかしっかり検討しておきましょう。

海外からの支援者へのリターン設計

クラウドファンディングの資金調達において、海外からの支援者には以下のような属性が想定されます。

・近々日本に行く予定があり、そのリターン(体験・サービスなど)を利用したいインバウンド客たち

・日本に来る予定はないが、海外と日本を繋ぐ想い、プロジェクト自体に共感した人たち

・日本ならではの商品・サービスに魅力を感じ、海外でも利用したい人たち

たとえば、「海外客が引き起こす観光公害をクラウドファンディングで解決Vol.4」で紹介した、白川郷ライトアップイベントでインバウンド客が引き起こすオーバーツーリズム深刻化を解決しようと実行されたプロジェクトでは、上記の支援者属性が当てはまります。

それぞれの属性に魅力的なリターンが用意できれば、海外からの支援も集めるハードルを下げられます。

海外から日本に来る訪日外国人に対するリターンだけを用意することは、得策ではありません。インバウンド客が数多く集まる有名観光スポットであれば、訪日中に使える特典を提供することは魅力リターンに感じてもらえるかもしれませんが、たとえ日本に来られない海外の人でも支援したい、このリターンは魅力的と感じてもらえるようなリターン内容を目指しましょう。

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